こんにちは😁 今回は、結構色々な人から質問される、『どうやって日本語教育の資格勉強した?』や『どのくらいの期間勉強した?』などの質問に答えるような記事にしてます☺️
決して受験料が私のお財布に優しいわけではなかったので、《どれだけ安く、確実に合格できるか》にフォーカスを当てながら勉強しました、参考になれば幸いです!!
資格の必要性
資格取得の際に、日本語教師の求人を見ていたのですが、日本にある日本語学校で教師として働くのと、海外の日本語学校で働くのでは、少し違う印象を持ちました。
それは
海外にある日本語学校では資格があまり重要視されていないことです。つまり、資格を持っていなくても働ける確率が高いです。
![Nana chan](https://eldiario-de-nanachan.com/wp-content/uploads/2022/07/9EB4CB41-A3A7-49C4-9299-9927FD26CC08.jpeg)
なので、特に日本語教師として将来働きたい!とか、日本語についてちゃんと勉強したい!と思っている人は、今回紹介する日本語教育能力試験の資格を取得したり、養成講座を受けることをおすすめします!
ただ海外でお金を稼ぐためだけに日本語学校で働くのであれば、あまり資格を取得する必要はないと思います。
なぜなら、受験料14,500円(2022年時点)+教科書代等の金額がかかるのと、合格率が30%以下だからです!養成講座を受験する場合はもっとかかるでしょう。
でも、資格を持っているメリットはデメリットよりたくさんありますよ!!
- 日本語が教えやすくなる
- 授業が進めやすくなる
- 色々なタイプの生徒さんに対応しやすくなる
- 外部の日本語教育プログラム(国際交流基金など)に応募できる
国内でも海外でも、自分の選択肢が広がりますね。😁
私の場合
私はもともと日本語教育に興味があり、日本語の先生として働いてみたいな〜という願望がありました。将来につなげたいとも思っていたので、スペイン留学後〜ワーホリ行く前までに資格をとって、スペインで日本語教師として働こう!
と思いました。しかし、当時まだ大学生だったのと、卒業後すぐにワーホリに行く予定だったので、
- お金が無く、とてもじゃないけど養成講座は受講できない→資格試験に挑むほかない
- 留学後〜ワーホリ渡航までの所要時間、約1年
- 資格試験は年1度
つまり、ワーホリ行くまで、私に残されたチャンスは
1回!!!笑(一発合格しなきゃいけない!!)
では、そんな私がどのようにして一発合格できたのか!?笑
使用した教材
私は、
・あまり多くの参考書に手をつけたくない
・できるだけコストを抑えたい
という願望があったので、『いかに出費を抑えて、密度の濃い勉強ができるか』で教材を選びました。
私が使った教材は主に3つです。
①日本語教育能力資格の赤本
『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド』
のことです。
今のところ第5版が1番新しいです。が、私はメルカリで第4版を購入し、試験に挑みました。
私は新版が出る前に4版を購入してしまったので、それで勉強するしかなかったのですが、もちろん新版で勉強するのが最適です。笑
②『日本語教育能力検定試験に合格するための記述式問題40』
この資格には記述問題があるので、記述の練習も必要です。この教材は問題が多くいい練習+学びになりました。おすすめです。
③過去問5年分
過去問は必須です。しかし、データや内容の変更があったりするため、あまり昔まで遡る必要はないと思います。
過去問を解く際のポイントは、ただ答え合わせをするのではなく、『なぜその答えが違うのか』『それぞれの選択肢は何を表しているのだろうか』等をしっかり理解して、じっくり解いてください。
解答を丁寧に説明してくださっている方がインターネットやYoutubeなどで調べれば沢山いますよ☺️(過去問には解説は書いてないです)
【試験合格までにかかった費用】
教科書代 + 受験料:14,500円(2021年)
《合計》約3万円以下
中古品などを購入すれば、もっと安くなりますね☺️
それぞれの教材の使い方(順)
❶赤本に目を通す
ザッとでいいと思います。どのようなことを勉強するのかなどをある程度知る必要があると思います!
❷過去問1年分を試しにやってみる
どんな感じの問題がどんなふうに出題されているのかを確かめるためです。音声問題もです。全く点数が取れなくても問題ありません!解説もじっくり見る必要はないと思います。時間はかけずにお試しチャレンジしてみてください笑笑
❸赤本をじっくり読む
次は理解しながら読みます。第1部から順にやるのではなく、
第5部(社会・文化・地域)→第4部(言語と社会)→第2部(言語と教育)or 第3部(言語と心理)→第1部(言語一般)(→第6部(音声問題)→第7部(記述問題))
と進めるのがオススメです。第6・7部に関しては、この時点ではまだ触れなくてもいいと思います。
後の部になればなるほど、内容が重くなっていきます(理解するのに時間がかかる)。
まずは、軽いところから始めるのが気分的にいいと思いますよ😁
❹赤本を覚えながら、読んでみる
覚えることを意識して読みます。私は3周ぐらい読み直しました😅
❺調音点・長音法・母音の下の位置などを全て覚えながら第6部に取り掛かる。
これ、めちゃめちゃ重要です!!私は自分で表を作って覚えました!その表を見ずに思い出せるようになるまで、ひたすら反復で覚える練習をして(何度も紙に書いて覚えた)初めて音声問題の練習に取り掛かりました!
❻過去問5冊(記述問題以外)に挑戦!
今回は❷の時とは違い、しっかり考えて、覚えたことをフル活用します。音声問題もです。
答え合わせにもじっくり時間をかけて、どうして間違えたのか、自分の苦手な部分はどこなのかを確認していきます。
なので、私は1年分を約二日かけて解答&答え合わせしていました😅
❼赤本に戻ってひたすら覚える!のと同時に、人口などのデータを収集
データ収集はこの時点では無くても、時間があるときに少しずつ収集しておいた方がいいと思います。
世界の日本語教育機関数や、教師数、日本語ご学習者が多い国ランキング等のデータです。
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赤本を参考にしながら、外務省のHPなどからデータを収集しましょう!
❽記述問題の練習
私は実際に書いて練習はしませんでしたが、やはり書いたほうが確実でしょう。笑
どのような問題が出るのか、またその問題についてどのように解答すればいいのか、頭でイメージしながら練習してみて下さい。
❾過去問2周目!
てな感じで、自分のペースで進めていったらいいのではないでしょうか!
【POINT】
この資格に挑戦しようとしている方の中には、自身も日本語以外の言語を勉強したことがあったりする方が多いと思います。
自分が生徒だった時、『この先生はこの教え方するから面白かったな〜』とか、逆に『この授業の進め方されて、めちゃつまんなかったな〜』etc. 自分の体験を思い出しながら勉強すると、身につきの速度が違いますよ!!!
![Nana chan](https://eldiario-de-nanachan.com/wp-content/uploads/2022/07/9EB4CB41-A3A7-49C4-9299-9927FD26CC08.jpeg)
私は大学で5年スペイン語を専門に勉強していたし、色々な先生(日本人もネイティブも)に教わってきたので、どのような授業がどんな生徒に向いてるかなどを思い出しながら勉強していました!!
最後に
合格率が毎年30%以下の狭き門ですが、日本語にすごく興味があったり、日本語教師として将来働きたい人には必須の資格です!
私は、『とにかく覚えること』と『自分が生徒だったら…』に焦点を当てて勉強しました☺️
日本語教師として海外で働くのはどのような感じか、気になる方はこちらもチェック、お願いします↓😁
ここまで読んでくださり、ありがとうございます😊
Hasta luego!!!
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